熊本県美里町
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東京のIT企業
eスポーツがもたらす医学的効果(特に認知機能への影響)に関心を持ち、その効果を定量的なデータとして収集・実証できるフィールドを探していた東京のIT企業。
一方、熊本県美里町は、自らを「中山間地域における過疎の先進地」と位置づけ、高齢者の認知症予防と地域活性化を目指し、eスポーツを活用する先進的な「いい里づくり」プロジェクトを構想していました。
riverを通じて両者の想いが合致し、マッチングが実現。寄付企業は企業版ふるさと納税を活用し、美里町の「いい里づくり」プロジェクトへ寄付を行いました。
寄付金を活用し、高齢者や若者が参加するeスポーツイベントを開催。イベント参加者のゲーム体験前後のデータを測定・分析した結果、eスポーツ体験後に高齢者の認知機能が改善するという医学的にも価値のあるデータを得ることに成功しました。
この取り組みは、高齢者の介護予防だけでなく、若年層へのプログラミング教育支援や、世代・地域間交流による地域振興にも貢献。内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の優良事例にも選定され、多くのメディアに取り上げられるなど、全国から注目されるモデルケースとなっています。
riverのプラットフォームがあったからこそ、自社の専門性(ヘルスケア×データ)と親和性が高く、社会課題解決に繋がる美里町のユニークで先進的なプロジェクトと出会うことができました。
「eスポーツの可能性を実証したい」という企業の想いと、「eスポーツで地域課題を解決したい」という自治体の熱意がriver上で効率的に繋がり、具体的な共創プロジェクトとしてスピーディーに実現しました。
単なる寄付に留まらず、医学的エビデンスの創出や国の優良事例選定にも繋がるような、社会的意義と注目度の高いプロジェクトを生み出すきっかけをriverが提供してくれました。