パソナの淡路島での取り組みを視察しました

パソナの淡路島での取り組みを視察しました

10月22日に、いつもお世話になっているパソナ農援隊の地方創生部の部長さんにアテンドいただき、本社機能を移転したパソナのある淡路島を視察させていただきました。

淡路島北部のあちこちになるパソナ関連の施設と、パソナの従業員が淡路島で快適に暮らせるための圧倒的に考え抜かれた福利厚生や、淡路島北部を中心として兵庫県・関西経済圏から人をなんとか誘客しようという熱い熱量を感じることができました。

対岸がパソナ創業者である南部さんの出身地ということもあり、パソナとしての淡路島への熱量は並々ならぬものがあるそうです。20年近く前に農業というテーマで淡路島でチャレンジファームを立上げて以降、現地に移住してパソナ農援隊の原型となる農園を運営されていた方のお話や、現在の農園長のお話など非常に熱い思いを伺うことができました。

いまも農地の運営だけでなく、堆肥の研究や、従業員向けの農場や、宿泊施設(施設)、イマーシブなレストランや、廃校を活用したレストラン、動物園、テーマパーク、禅を行うためだけの施設などなど、人材派遣業とは思えない多種多様な業態の事業を行っており、淡路島の地方創生の可能性を感じさせていただきました。


🌱 循環型農業で未来を変える!農園長・村田さんの熱い思い



農園長の村田さんは、2020年から堆肥と微生物の勉強を始め、「社会の問題点を解決する」という企業理念のもと、農業生産に取り組んでいます。

彼の核となる取り組みは、地元で出る落ち葉、牛ふん、馬ふん、生ごみなどの産業廃棄物を、発酵させて土に戻す「循環型農業」です。これにより、外部から肥料を買わずに済む(コストダウン)だけでなく、安心安全な野菜作りを実現しています。

このオリジナルブレンド堆肥で育てられた野菜は、苦味成分やエグ味が少なく、子どもでも「おいしい、また食べたい」と思えるような味を目指しています。特に、生でパクパク食べられる「子どもピーマン」は、ピーマン嫌いの子どもが克服するきっかけにもなっているそうです。

村田さんの堆肥作りは、野菜の成長段階に応じて肥料を調整する、いわば「野菜の味付け」 のようなもの。最初は栄養素の少ない落ち葉堆肥で根を広げさせ(離乳食のイメージ)、次に牛ふん・馬ふん堆肥で基礎体力をつけ、最後に生ごみ堆肥(カルシウム、ミネラル、アミノ酸系肥料)で甘みやみずみずしさをプラスします。この調整によって、収穫する野菜の味が変わってくるのです。

この技術と堆肥作りの知識を、研修として農家さんに広め、日本中の農家さんを助けたいという壮大な目標を持っています。お母さんたちへの食育にも熱心で、手料理の重要性やバランスの取れた食生活が子どもの集中力や運動能力につながると説いています。

村田さんの熱い思いは、「新しい農業の構築」を通じて、人々の健康と地球環境、そして日本の農業の未来に貢献することにあるのです。

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